雨上がりで水浸しのバンカーに入ったら?

ケース:

雨上がりの後のプレーで、バンカーにボールが入ったがそのバンカーはほとんど水浸し状態でカジュアルウォーターとなっている状態だった。

救済はどうしたらいいの?

●ペナルティの有無

1打罰で、ボールとホールを結んだバンカー外にドロップ

この場合の処理方法としては、下記があります。

①そのまま打つ(この場合、無罰です)

②障害を避けてバンカー内にドロップするか(この場合、無罰です)

③ホールと止まっているボールとを結んだバンカーの後方線上にドロップする

 (この場合、1打罰です)

バンカー内がカジュアルウォーターとなり、ドロップできない状態なら3番の処置を選択するしかありません。

バンカー内にカジュアルウォーターなどの全くない場所があって、完全な救済が受けられる場合は、ニヤレスポイントから1クラブレングス以内にドロップする2番を選択してもOKです。

 

●カジュアルウォーターとは、今回のケースような一時的な水溜まりや修理地のほか、明らかなコースの損傷(動物などがつくった穴、通り道など)を異常なグラウンドの状態といいます。

ボールがこのような状態の中にあったり、触れている時にスタンスやスイング区域の妨げとなる時、それらによる障害が生じたこととなり、救済が受けられますが、上記以外にも下記の救済があります。

◯障害を避けるための最大限の救済が受けられるバンカー内の場所であり、且つ、その場所よりホールに近づかない地点で止まっているボールに出来るだけ近い場所にドロップ(この場合は無罰です)

ちなみに、同じハザードでもウォーターハザード内にボールがある時は、この「異常なグラウンド状態」ではないので、このような救済は受けられません。