グリップの点検・交換をしよう

意外とほおっておきがちなグリップ。

皆さんは、どのくらいでゴルフのグリップ交換していますか?

ご存知のように、グリップはゴムで出来ていますよね?

そのため、ゴルフクラブの普段の保管状況にもよりますが、見た目に違和感がなくても、私は2年に1回程度はグリップ交換したほうがいいと思います。

 

例えば、保管状況で、家の中のクローゼットなどにキチンと毎回ラウンド後などはしまっている人と、常に車のトランクにバックごと入れっぱなしの人では、劣化具合も大きく違います。

この場合では、後者のほうが断然、劣化具合は、ひどい状況になると思われます。

車のトランクは夏は高温、冬は低温となり、家の中で保管しているよりも高低温の温度差が激しく、ゴムの劣化を早めると思われます。

上記のような保管状況では見た目ではわからなくても、ゴム素材そのものが、1年程度経っただけでも劣化している可能性も考えられます。

グリップを近くでよーく見ると、ゴムの表面に細かい亀裂が入っているのでは?ないかと思います。こうなっていると、グリップ自体が硬化してきているので、本来のグリップ性能は低下してきています。

わかりやすいのが冬の晴れたカラカラの日に、乾いた素手で触ってみて、”つるつる”する様なら、もう交換したほうがいいかもしれませんね。ゴムが硬化して滑りやすくなっている可能性大です。

ゴムは基本的に硬化すると滑りやすくなるので、グリップ性能が落ちます。

このような状態でグリップすると、このグリップした手の中で滑ってグリップが動きやすくなり、それがミスショットを誘発しやすくなります。

そのため、知らず知らずに必要以上にグリップを強く握る必要が出てきてしまい、そのまま、グリップを強く握る癖がついて下手を固めることになります。

別に、私はグリップメーカーの人間ではありませんが、劣化したグリップを使うデメリットは結構大きいと思いますよ。

もちろん、劣化しているのが外観からわかるのであれば、すぐ交換したほうがいいです。

劣化したままのグリップでは、上記のようにミスショットを誘発する可能性が高くなりますからね。

 

また、グリップにはいくつか種類がありますので、少し紹介しておきます。

 

・太さについて

まずは、太さについてですが、太めの場合は、方向性が安定する効果があり、細目の場合は、方向性の安定には欠けますが、飛距離は伸びる方向になります。

初心者のうちは、ゴルフショップの店員さんにアドバイスしてもらいながら選ぶといいでしょう。

 

・バックラインあり/なしの違い

バックラインとは、グリップを握った時ちょうど真上から見た時の真後ろに1本線が入ったように盛り上がっているラインのことでこのラインがあるグリップをバックラインありといいます。

このバックラインがあることで、フェースの向きを感じやすくなりますのでフェースが開きやすい方はバックラインありのグリップを使うと自然とボールに対してフェースが垂直に合わせて構えやすくなります。

 

・重さについて

グリップの重さが重いと操作しやすいです。一方で軽くなると、飛距離に有利になります。グリップが軽いことでヘッドを返しやすくなるためです。

 

・グリップの硬さについて

硬めのグリップはしっかりグリップする人にオススメです。柔らかめのグリップは、軽めにグリップする人にオススメです。

 

以上、このように色々とグリップ一つとっても種類ごとに特徴がありますので、自分がどんなものが好みなのか、どんなタイプのグリップをしているかなどで自分にあったグリップに見直すこともスコアアップにつながる大きな要素ですよ。

 

ちなみに、グリップ交換は、ショップに頼んでやってもらっても、そんなに費用もかかりませんが、自分でも簡単に出来ますので、自分でやり方をおぼえてやってもいいと思いますよ。

私は、冬のオフシーズンに毎年グリップ点検をして、結果次第ですが、大体2年に1度はグリップ交換をしています。

こうやって点検も毎年の恒例行事にすることで、交換サイクルを決めておくことにもなりますし、お世話になったゴルフククラブの大掃除も兼ねてやれば、年明け早々、何かいい事があるかも知れませんよ。(笑)

皆さんもこの機会に普段お世話になっているゴルフクラブのケアをしてあげましょう。

2017年12月19日