ゴルフは方向性|飛距離よりも方向性が重要な理由

別なコラムでも書いたことがあったかも知れませんが、プロのように飛距離が出て真っ直ぐ飛べば言うことなしですが、アマチュアはそうはいきませんよね?

アマチュアの特徴と言えば、やはり、飛ばし屋さんほど、左右への曲がりも大きいものです。

そもそも年配の方が熟練の技とか言いながら、良いスコアでラウンドできる要因のひとつにこの”飛距離”があるのでは?と思っているのです。

と言うもの年齢を重ねる毎に、普通は飛距離が落ちてきますよね。そうなると自分の意思とは反して、嫌でも方向性重視のゴルフに変わってくるはずです。

 

年配の方でスコアの良いゴルファーは、私の知っている限り、ほぼ100%の方が、ゆったりしたリズムで全く力みのないスイングをされています。

若い人のように飛ばしてやろうと振っている様子は全く見られません。

当然スイングに力みが無くよい状態にあるので、結果的に飛距離も若い人に負けないくらい飛ぶ方もいますし、何より、方向性がいいです。

1ラウンド中にOBを出したり、ペナルティを払ったりすることが殆どないんですよね。

もちろん、ミスは出ますが、ペナルティを払うようなミスをすることが少ないです。

よくやるミスといえばグリーンまわりのざっくりとかですね。

このことからもわかるように、スコアアップのためには、飛距離優先より、方向性優先のほうが絶対に有利であるといえます。

 

私もまだまだ現役で40代のゴルファーですが、最近この方向性重視のゴルフに変えてきています。

もし、このコラムに賛同していただける方がいましたら、是非、方向性重視のゴルフに変えて行きましょう。

具体的な行動としては、ドライバーのティショットでトップは浅めにするようにしましょう。決して飛ばそうとしない。

私の場合、意識の中では9時くらいの位置にグリップがきたら、終わりのイメージでいます。(実際は上体が捻転しているので、もっとクラブヘッドが回っていて、ちょうどよい位までトップがあがっています。)

 

また、フォロースルーは、バックスイングとは逆で大きく取るように心がけますが、決してフォローも大きく取り過ぎない(まわしすぎない)ようにします。

アイアンショットでは、いつでもスリークォーターくらいの振り幅でスイングします。飛距離はフルショット時の5~10%落ちるくらいの気持ちでショットするといいと思います。

 

また、グリーン周りのアプローチも含め、全てのショットは力ではなく振り幅で飛距離を考えるように練習でも意識をしていきます。

このようにしていくとスイング自体が体と腕を同調させたスイングに変わっていくと思います。

以上のような行動をすることで、私の場合はドライバーは結果的に今までより曲がらず、飛距離が出る。アイアンショットは縦の距離感があってきてパーオン率が上がる。などの良い効果が出てきました。

ただ、どうしても、コンペのドラコンホールなどになるとドライバーを振り過ぎる傾向が出てきてしまったり、同じくらいのスコアでまわるライバルと一緒にラウンドすると力んでしまい、昔の悪い癖が出てしまったりして、中々安定しませんが。。。

このあたりは、私自身のメンタル面の成長が必要だなと感じています。

何れにしても飛距離重視のスタイルよりも方向性重視のスタイルのほうが、最終的なスコアは良いので、今後もこのスタイルでやっていこうと思います。

2017年11月26日