スコアカードの有効な使い方

皆さんはスコアカードにパット数を記入していますか?

記入していない人は、今後はスコアカードにパット数を記入するようにしてみてください

というのも、ゴルフにおけるスコアの40%はパットと言われるほど、パッティングはスコアアップに直結する大きな要素だからです。

 

スコアを良くしたいならパットを練習するのが一番手っ取り早いスコアアップの方法だと思います。

そのためには、まずは、自分のパターのレベルを知ることが大事です。

これはスコアカードの記入の仕方で簡単に管理することができます。

記入の方法は、スコアカードのスコア記入欄が2つに分かれていて、小さな欄があると思いますので、そこにパット数を記入するだけです。

例えば、パー4のホールを5打であがったら、”5”とか”+1”とか記入すると思いますが、小さな欄にその時のパット数が2なら”2”と記入します。

 

スコアは”5”のボギーでパット数は2パットということですね。

 

今まで、パット数を記入していなかった方は、このように記入して見える化することで客観的にその日のラウンドのパットの良し悪しをわかるようになるので、練習にも励みになると思います。

で、このパット数は、自分のレベルに応じて目標パット数を設定しましょう。

全ホール2パットでラウンドすると36パットとなりますので、まず、ゴルフをはじめたばかりの初心者の方は”36”を目標としましょう。

次に、90台のスコアを目指す方、いわゆる100切りを目指す方は、”34”を目標にしましょう。

80台のスコアを目指す場合は、32を目標に。

70台のスコアを目指す場合は、28を目標にしましょう。

この目標値を目指していると、1パットで入るホールの数も大体計算できますね。

例えば、90台の目標である34の場合、基本は2パットが目標ですが、その内、2ホールは1パットで上がらないと達成できませんね。

パット数が28ともなると平均2パットのうち、8ホールは1パットとなり、約半分は1パットであがらないと達成できません。

 

こうなると何となく、ハードルが高いように感じるかもしれませんが、ロングパットを入れるようなプレッシャーを感じる必要はありません。

また、基本的にパーオン率を上げる必要はありますが、パーオンしなくてもグリーン回りのアプローチで寄せワン圏内に寄せられればパーを拾うことができますので、それでOKです。

こうやってラウンドしていると、知らず知らずに実力がついてきます。

というのも、パット数を良くしようとすれば、必ずパーオン率に関わるアイアンショットの精度も上げる必要があるし、グリーン周りのアプローチについても、上達しないと達成できないはずですので。

 

上記までで、パット数を減らすことを考えるとアプローチの練習も必要になることに気がついた人は、もう、スコアアップの思考回路が出来上がっている人ですので、あとは練習すれば必ず結果がついてきますよ。

 

また、この他にもスコアカードを有効に使うことでラウンド中の様々なデータを収集できます。

紹介すると、下記のようなものがあります。

①フェアウェイキープ率を記入

これは簡単にそのホールのティーショットでフェアウェイがキープできたら”○”をキープできなければ”×”を記入します。あとから18ホールで”○”の数を足して割ることで簡単にフェアウェイキープ率を計算できます。

 

これだけでも十分ですが、キープできなかった時、”×”の隣に右とか左とか外した方向を記入しておくと、どっちの方向に外す率が高いのかも計算できますよ。

②バンカーを記入

バンカーに入ってしまったら、”B”とか”バ”とか記入します

③ペナルティを記入

ペナルティを受けたら記入します。OBとか1ペナとか

これだけ記入するとかなり充実した、とても貴重な情報の詰まったスコアカードになります。

数ラウンド集めて分析していくことで、自分の弱点が明確になり、強化するポイントがわかりますので、スコアアップに直結しますよ。

ちなみに、私は4人でラウンドすると、1枚のスコアカードには、こんなに色々な情報を記入するスペースがないので、スコアカードを2枚用意しています。

1枚には、スコアとパット数を記入し、残りの1枚にフェアウェイキープ有無、バンカー有無、ペナルティ有無を記載してます。

かなり前から実施していますが、たまに見返して、苦手な番手を練習したり、今思えばやっていなかった時と比べると、頭を使ってゴルフする癖なんかもついてきたかなとコースマネジメントが少しずつできるようになってきた気がします。

何れにしてもスコアアップの助けになることは間違いないので、是非、スコアカードを有効活用して、ラウンドの情報収集をしてみて下さい。

2018年01月22日